データを復元できないようにしてパソコンを処分しないと危険!
パソコンを買替えるとき、古いパソコンは処分しますよね。
処分時に心配なことといえば、個人情報が流出してしまうことではないでしょうか。
ハードディスクに記録されているのは、家族・友人のメアドや写真、ネット通販・ネットバンキングのIDやパスワードなど重要な情報ばかりです。
パソコンのデータは、ただ消去しただけでは消えません。
完全消去用ソフトを使わなければ、データを復活させられてしまう可能性があります。
無料で使える完全消去用ソフトがあるので、ぜひ使ってみて下さい。
ふつうに消去しただけではダメ
パソコンのデータ消去といえば、「ごみ箱を空にする」「初期化する」「リカバリーディスクを利用する」などといった方法がありますよね。
実は、このような消去方法ではデータそのものは削除されません。
ただ、データの管理情報が削除されただけに過ぎないのです。
つまり、悪意を持った人が特殊なソフトを利用すれば、データを盗み見ることができてしまうのです。
ですから、パソコンを処分するときは、完全消去用ソフトを使わなければなりません。
市販ソフト以外に、「wipe-out」や「sea tools」といったフリーソフトもあります。
wipe-outを利用してみよう
「市販ソフトならともかく、フリーソフトってちゃんと消せるの?」と思う人もいるかも知れませんね。
電子情報技術産業協会では、「1回以上、固定パターンなどで上書きをして消す」という方法が有効だといっています。
Wipe-outは、なんと最大15回まで上書きできるので安心して下さいね。
まず、wipe-outのサイトからisoイメージをダウンロードして下さい。
このisoイメージを空のCD-Rに書込んだあと、CDを入れたまま再起動します。
起動後に表示されるメニュー画面のなかから、あなたの好きな消去方法を選んで下さい。
もし、15回上書きしたいのであれば、「念入り消去」という方法を選びます。
sea toolsを利用してみよう
有名ハードディスクメーカーのひとつであるsea gateでは、sea toolsというソフトを無料で提供しています。
Sea toolsとは、データを完全消去する機能や、ハードディスクの問題をチェックする機能があるソフトのこと。
DOSソフトなのですがGUIに対応しています。
ですから、マウスで操作できるので使い方はカンタンですよ。
まず、sea gateのサイトからsea toolsをダウンロードして下さい。
起動後、ライセンスに同意するとインストールが始まります。
インストールできたら、「高度な機能」をクリック、次に「完全消去」をクリックすればOKです。
いずれのソフトも、ご利用は自己責任でお願いいたします。